秋季福岡6大学王者の九共大が、3-1で同3位の九産大を下して、4年ぶり8度目の優勝を飾った。最速148キロで秋4勝の1年生右腕、投手(折尾愛真)から3投手で1失点リレー。楽天ドラフト3位の渡辺翔太投手(4年=北九州)に本塁打を浴びせるなど、3投手から9安打3得点を奪い快勝した。九共大は九州3連盟代表として明治神宮大会(11月18~23日)に出場。19日初戦で北陸・東海3連盟代表と対戦する。
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九共大が攻守一丸で九産大の4連覇を阻み、春秋連続の全国切符をつかんだ。
最後の打者を空振り三振で締めた秋季リーグ戦MVPの坂元創投手(3年=春日)は、優勝の瞬間、右手を突き上げガッツポーズ。マウンド上はお祭り騒ぎになった。上原忠監督(55)は、胴上げで3度宙を舞った。
4年ぶりVの喜びはひとしおで、主将の梁瀬慶次郎内野手(3年=長崎日大)は「九産大が下克上で来ると思っていた。返り討ちにしてやろうと思っていたので、勝ててうれしい」。稲川は1回にソロ本塁打を浴びた。だが、その後はスプリットを有効に使うなどでテンポよく試合をつくり、7回1/3を5安打1失点で7奪三振。左の麻生真司投手(4年=自由ケ丘)から、坂元につなぐ鉄壁リレーで締めた。
打っては、村上裕一郎外野手(3年=宇和島東)が、3番手で登板した楽天の今秋ドラフト3位渡辺から本塁打を放つなど、3投手から9安打3得点。2年前から臨時打撃コーチを務めるOBで元ソフトバンク柴原洋氏(48)の指導も生きた。梁瀬は神宮大会へ向け「ずっと日本一になると言ってきた。春(全日本大学選手権)は2回戦で負けたが秋は4連勝(優勝)したい」と意気込んだ。【菊川光一】
○…楽天ドラフト3位の九産大・渡辺は、ほろ苦い大学ラストゲームになった。5回途中から3番手で登板。8回に真ん中に甘く入ったカットボールをソロ本塁打されるなど、3回1/3を3安打1失点。6三振を奪う力投も報われず「最後の最後で、こういう結果で終わるのは悔しい」と、神宮大会出場を逃し悔しがった。それでも「プロ野球の世界という夢がかなったので、結果を残せるよう頑張って行きたい」と前を向いた。



