大会史上初の3連覇を狙った大阪ガスが、初戦で東京ガスに敗れた。

広島にドラフト5位指名された大阪ガス・河野佳投手(21=広陵)が敗戦後、プロ入りするか悩んでいる心境を明かした。

救援した5回2死満塁を抑え、3回1/3を1失点(自責なし)と好投。自己最速に並ぶ151キロも計測した。

ただ、シーズン最後の試合に敗れ、表情は浮かなかった。プロへの思いを聞かれると「まだどうなるか分からないので」と切り出し「心残りがある。上位指名が目標だった。野球以外の部分で調子を崩してしまったので悔しい。来年はこれ以上になる自信がある。プロへの思いはすごく強いが、今後、会社としっかり話したい」と話した。

都市対抗のあと、喉に膿(うみ)がたまる病気にかかり、約1カ月間プレーができなかったという。昨年の大会では最優秀選手に輝き、ドラフト上位候補と評されたドラフト解禁年だったが、本調子でないままドラフトを迎えていた。

話し合いの結果次第では、入団拒否の可能性もある。