ソフトバンクの契約更改交渉が9日、始まった。高卒2年目の大砲候補、笹川吉康外野手(20)は20万円アップの年俸620万円でサイン。今季は3軍で8本塁打、2軍でも4本塁打を放つなど、長距離砲の片りんを見せた。3年目の来季に向けては「ファームでホームラン王を取りたい」と、目標に定めた。

横浜商(神奈川)では通算40本塁打を放った。主砲の柳田悠岐外野手(34)が背負っていた背番号「44」を引き継いだ若き20歳。今オフは、昨年けがで実現しなかったギータ塾への入門を志願している。「自分はひたすらスイングをして、遠くに飛ばす」。身長194センチの体格を生かし、まずはファームで牙を研ぐ。(金額は推定)

 

▽ソフトバンク九鬼隆平捕手(現状維持の年俸650万円で更改)「来年は7年目を迎えるシーズン。来年1年が勝負と思ってやるしかないと思ってます」

 

▽ソフトバンク水谷瞬外野手(現状維持の年俸540万円で更改)「(自主トレの師匠で退団した)松田さんには、来年は大学を卒業した同級生が入ってくる年なので、『ドラフト1位で1年目のつもりで頑張れよ』と言っていただきました。来年は勝負。1年間終わって、笑っているのかそうでないかだと思う。1日を大事にやっていきます」

 

▽ソフトバンク川原田純平内野手(10万円アップの年俸560万円で更改)「今年1軍にいけたことはいい経験になりました。ですが、バッティングでも守備面でも全然通用しないなと実感しました」