5・6位順位トーナメントの早慶戦で、早大・田和廉投手(1年=早実)が、8回を被安打3の1失点で勝利を飾った。早大は、フレッシュトーナメント5位で終えた。

立ち上がりは、四球と2安打で初回に1点を先制された。「点を取られてしまって、そこから修正した。変化球を低めに集めることができた」と立ち直った。その後は、4回に1安打を許したのみで、スライダー、シンカー、カーブを低めに集めて完璧に抑えた。

高校時代よりも腕を少し下げたスリークオーターのフォームで、最速145キロ右腕。「大学に入って、個性を出そうと思ってチャレンジした」と工夫してたどり着いたフォームだ。

今秋リーグ戦の早慶戦で、早大は連勝。田和も初のベンチ入りを経験した。リーグ戦から早慶戦“3連勝”とし「先輩のいい流れを引き継げたかなと思います」と話した。

来年に向けて「リーグ戦でデビューして、しっかり投げたい。先発でも中継ぎでも、チームに貢献できる投手になりたい」と意気込んだ。