日本ハムからドラフト5位で指名された立正大・奈良間大己内野手(22)が10日、埼玉・熊谷市内の同大キャンパスで仮契約交渉し、契約金3500万円、年俸770万円で合意した。日本ハム大渕GM補佐兼スカウト部長と担当の坂本スカウトの訪問を受けた奈良間は「ファイターズの一員としてチームの中心選手となれるように、必死にやりたいという決意が固まった」と、気を引き締めた。

50メートル走で5秒8の俊足で、思い切りのいいスイングに華麗なグラブさばきと、走攻守の3拍子がそろった遊撃手だ。常葉大菊川(静岡)時代は、U18日本代表を経験。大学では1年からレギュラーの座をつかみ、大学日本代表候補入り。4年春からは主将を務め、チームを引っ張った。大渕スカウト部長は「本人がやる気になっていると聞いてわくわくしている。早く現場に入って、躍動する姿を期待している」と話した。(金額は推定)