そら猛特訓よ! 阪神岡田彰布監督(64)が11日、佐藤輝明内野手(23)に施す打撃改造の具体的プランを明かした。

参加した侍ジャパンの強化試合を終えた中野拓夢内野手(26)とともに、12日から安芸での秋季キャンプに参加する。日本代表の日程が終わるまで若き主砲への指導は静観してきたが、いよいよメスを入れる。「そら、やらなあかんわなあ。一番変えなあかんのは佐藤かもわからん」ときっぱりだ。

特に重視するのが下半身の徹底強化だ。指揮官は「基本的に下半身が弱いと思う。足のスタンス狭いやろ、はっきり言って。重心が高いいうことやからな、結局は」と説明。「あの足の長さやともうちょっとスタンスいるで。狭かったら軽すぎるやんか。差し込まれたら弱いやん。クルクル回って。力がない」とばっさり。技術的な指導に加え「両方やろうな」と、走り込みと振り込みを徹底的に命じる強化方針を明かした。

評論家時代から伸びしろに期待を込め、厳しい視線を向けてきた。「あれでホームラン20本以上打てるんやもんな」とポテンシャルの高さを認めつつ、タイミングの取り方やグリップの位置など、課題を突き続けてきた。「サードやったらある程度できる。内野の中で一番うまいと思ってたもん」と守備力を評価した上で、「そらバッティングになるよなあ」と断言。守りではなく、打つ走るの安芸になると予告した。

中野については「一応セカンドをやらせて」と、本格的に二塁の守備練習を課す。侍2人の合流で、改革の秋がますます加速する。【古財稜明】

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