1年目のシーズンを終えた阪神桐敷拓馬投手(23)が14日、高知県内のチーム宿舎で契約更改に臨み、100万円アップの1100万円で更改した。

21年ドラフト3位で入団したルーキーは春季キャンプからアピールし、開幕ローテ入りをつかんだ。ただ、プロ初勝利には届かず。その後はチームの兼ね合いで中継ぎに配置転換されるなど、7試合で0勝3敗にとどまった。「1軍では勝てなかった。どっちかっていうと悔しい1年。来年に向けて本当にやっていかなきゃいけない」と、気を引き締めた。

2軍では計13試合に登板し、6勝1敗1セーブ、防御率0・72と安定した成績を残した。2日から開始された秋季キャンプ(安芸)では毎日ブルペンに入り、直球を軸に投げ込んでいる。岡田彰布監督(64)も好評価をしており、開幕1軍に向けてさらなるアピールをしていく。

今季実現できなかったプロ初勝利へ、左腕は「今年は開幕ローテに入らせてもらって、1つの目標達成できたけど、初勝利ができなかった。年間通して維持するっていうことも全然できてなかったので、来年、この経験を絶対来年に生かさないとという強い思いがあります」と力を込めた。(金額は推定)

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