史上最年少3冠王のヤクルト村上宗隆内野手(22)が14日、都内の日本記者クラブで会見を行った。

日本選手最多となるシーズン56本塁打を放ち、正力松太郎賞特別賞にも輝いた今季について「最終戦の3冠王が決まった時と、56号を打った時は、すごく記憶に残っています。(3冠王は)正直、今はまったく実感はないですけど。僕自身これから野球人生を歩んでいく中で、この経験が良かったと言えるような野球人生を送りたいなと思っています」と振り返った。

また将来的なメジャー挑戦にも意欲を示し、「アメリカでプレーする権利を得られるのは限られた選手なので。もちろん挑戦したいという思いはあります。それが何歳になるか分からないですけど。早ければ早いほどいいなと自分の中で思っているので。そこは球団との話になりますけど。いけるのであれば、早く行きたいなと思います」と話した。

◆MLBの国際選手獲得規定 「『海外プロ野球選手』を25歳以上でMLBが認める海外リーグで6シーズン以上プレーした選手」と定義。この定義から外れる選手を米国、カナダ、プエルトリコ以外から獲得する場合は、各球団の国際ボーナスプールの枠内(最低475万ドル=約7億1300万円=だがトレード可能なため各球団で総額が異なる)で契約金などを支払う。村上は22歳でプロ5年目のため、この規定に該当。現時点では市場価値に見合った契約ができない。