ヤクルト村上宗隆内野手(22)が14日、都内の日本記者クラブで会見を行い、公の場では初めてメジャー挑戦の意欲を示した。5年目の今季は、日本選手最多の56本塁打を放ち、打率3割1分8厘、134打点で史上最年少の3冠王に輝いた。海外FA権の取得は早くても27年シーズンとなるが、「早ければ早いほどいいなと思っている」と、ポスティング制度を利用しての早期移籍も見据えた。

   ◇   ◇

◆MLBの国際選手獲得規定◆ 『海外プロ野球選手』を25歳以上でMLBが認める海外リーグで6シーズン以上プレーした選手」と定義。

この定義から外れる選手を米国、カナダ、プエルトリコ以外から獲得する場合は、各球団の国際ボーナスプールの枠内(最低475万ドル=約7億1300万円=だがトレード可能なため各球団で総額が異なる。上限は約1010万ドル=約15億2000万円)で契約金などを支払う。

現行ルールでは、村上は25年シーズンオフまでこの規定に該当。現時点では市場価値に見合った契約ができない。

【関連記事】ヤクルトニュース一覧