広島から無償トレードで巨人に加入した長野久義外野手(37)が15日、古巣での2度目の入団会見に臨んだ。都内ホテルの会見場で4年前まで愛用した「背番号7」も披露。同席した原辰徳監督(64)は人的補償での放出から4年越しの思いを吐露した。ソフトバンクから加入した松田宣浩内野手(39)も入団会見で新天地のユニホームに袖を通し、原監督と並んで「熱男」の予行演習をした。

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ソフトバンクから加入した松田宣浩内野手が、東京ドームで「熱男」復活を誓った。

プロ17年間で今季初めて本塁打0本。ベンチ横で、代名詞のパフォーマンスができなかった。「準備して練習して東京ドームで1本、1日でも早く打ちたいと思いますし、無意識に熱男が出たらいいんじゃないかと思います」。新天地のホームで披露するため、会見では同席した原監督と一緒に予行練習した。

プライドを捨ててでも巨人のレギュラーを奪いにいく。ゴールデングラブ賞を8度受賞した三塁だけでなく、外野練習にも着手。「若いときは外野を何度も守った経験はあります。どこでも守るつもりで、今練習してキャンプに備えている」と、すでに再スタートは切っている。背番号は23番。原監督から「たして(ソフトバンク時代の)5ということで23番」と継承しつつ新たな番号を託された。来年5月に40歳の松田は「若く、熱く、元気に、これをモットーにプレーしていきたい」と、熱男らしくチームの輪に加わっていく。