楽天早川隆久投手(24)が20日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、300万円減の年俸3300万円でサインした。

2年目の今季は15試合で5勝9敗、防御率3・86。無意識に逃げの投球になってしまったことを悔いた。「攻めたつもりでも、はたから見たら弱気な投球をしていた。かわしているところにつけ込まれて打たれたという感じが多々あった。強気で攻めるというか、強気の部分を見せていかないと」と表情を引き締めた。

10月には左肘クリーニング術を受けた。来季開幕には間に合わない見通しだが、術後の経過は順調。「自分としては問題なくというか。いろいろと早められてはいるので、そこがいいのかな」。年内にはキャッチボールと遠投を再開させ、来春キャンプでは捕手を座らせての投球を目指す。

できるトレーニングが限られている分、今は肉体改造中。直球の出力を上げるため、ランニングとウエートトレーニングの量を増加。「体は日々つらいんですけど、キャンプをいい状態で迎えるための今の期間だと思う」とうなずいた。球威を上げ、強気の投球へ-。ひと回り大きくなって戻るため、徹底的に追い込んでいる。(金額は推定)

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