阪神岡田監督が来季の正捕手に梅野隆太郎捕手(31)を起用する考えであることを明かした。

守りの野球を軸とする指揮官は、来季の捕手起用について問われると、「基本、梅野でいくよ、それは」と即答した。

来季に野手最年長32歳になる梅野は秋季キャンプに参加。初日から投手全員の球をブルペンで受け、丁寧に若手投手にアドバイス。また、課題とする打撃向上のため、早出特打で打ち込んだ。13日に一足早くキャンプを打ち上げたが、献身的な姿が光っていた。岡田監督は18年から3年連続ゴールデングラブ賞を受賞した梅野の守備力の高さをあらためて評価。理由を明確に語った。

「ずっと見とっても、梅野でええんちゃうの? だって、ゴールデングラブとかみんなが認めた賞なわけやから。そら、総合的にワンバン(ストップ)とか、盗塁を刺すとか肩とか、いろんなの含めて選ばれてるわけやんか。そういう選手はやっぱり使わなあかんやろ。俺はそう思うけどなあ」

矢野監督が指揮を執った今季までは梅野、坂本らの併用が中心だった。“アレ”の実現のため、梅野に扇の要を託す。【三宅ひとみ】

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