阪神が21日、高知・安芸で行う秋季キャンプを打ち上げた。岡田彰布監督(64)は、佐藤輝明内野手(23)について、オフの2カ月間が重要だと強調。技術、体力ともにひと回り大きくなることを願った。
岡田監督の一問一答は以下の通り。
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-佐藤輝はキャンプに合流した時に「ちょっと考えなあかん」と言っていたが、大前提はしっかり三塁で固定するような立場
「そら、前提はな。だから、佐藤が(キャンプに)来て2日目からやろ、板山と渡辺がサード守るようになったの。そういうことやろ、おーん」
-2月にどんな姿が見たいか
「まあ、どういう姿って言っても、まあ、半ば1週間じゃ、みんな全然変わらないよな、おーん。大山も3週間でな、やっとこのぐらいまできた感じよ。大山にしてもね。自分ではある程度手応えをつかんでるか分からんけど、やっぱりバッティングに関してはね、そら実戦でな、結果が出るとやっぱりちょっと、だいぶバッターは違うもんがあるけど、まだそこまでの段階にいってないからね。だからまあ、この(オフの)2カ月というのがな、非常に大事になってくる思うよね」
-佐藤輝は今日のフリー打撃も、もうひと伸びが
「そうやなあ、おーん。だから打つポイントとかはねえ、やっぱ練習ではある程度のポイントで打っとかないと、試合ではそれが崩されるわけやからな。だから、みんなに言ってるのは、基本的に練習では常に自分のいいポイントで打たないと、練習ではね。ゲームではやっぱり崩されるから、それをどないしてゲームの中で対応していくかやけど。やっぱ練習では、バッティングピッチャーとかのボールに対しては自分のポイントでしっかり打てないとね、なかなか3割打つとかレギュラー取るとか、そういう感じにはならないと思うよ」
-佐藤輝は1週間では時間が足りなかった
「そら足りんやろ、全然」
-2月のキャンプも指導を
「でも、そんな期間ないよ。(2月の)半ば(から実戦)言うたら10日過ぎやもんな」
-最初の1、2クールで
「そうやなあ」
-1、2クールは指導して
「でも、やることは分かってるやろ。やらなあかんことは分かってると思うよ。子どもじゃないんやから。それは2月にどんな姿を見せてくれるかやな、このオフの間に」
-伝えたいことは伝えられた
「うん、そんな一から十まで伝えへんからな。そんなんお前、2つ、3つやんか。そんな一から十まで教えなあかん選手、プロに入ってきいへんわ。そこのポイントというかコツというか、それなんよな。バッティングとか特にそうよな。まだ守備は反復反復というか、身につくもんやけど、バッティングはなかなか練習では分からない部分多いよ。実戦で相手のピッチャーとぶつからんとな。そこでまた頭打たんようにするということやからな」