DeNAが来季の新外国人として、前ダイヤモンドバックスのJ・B・ウェンデルケン投手(29)を獲得することが27日、分かった。16年にアスレチックスでメジャーデビュー。通算144試合で10勝6敗2セーブ、防御率4・00と豊富な経験を誇る。今季はダイヤモンドバックスで29試合に登板し、2勝1敗1ホールド、防御率5・28だった。

今季の最速が97・5マイル(約156・9キロ)の速球を軸とするリリーフ右腕。ここ3年でメジャーで奪った91三振のうち、半分以上となる46三振を速球でマークした。変化球もスライダー、チェンジアップ、ツーシーム、カーブと豊富で器用さも兼ね備える。15年にはプレミア12の米国代表にも選出。日本戦での登板はなかったが、2試合に登板した。

25年ぶりのリーグ優勝に向け、鉄壁のリリーフ陣を形成する。今季は守護神山崎が37セーブ。セットアッパーの伊勢、エスコバーがともに70試合を超え、入江もシーズン終盤は勝ちパターンに入った。助っ人勢はオースティン、ソト、エスコバーの残留が決定。残留交渉中のガゼルマンは来季は先発とみられ、中継ぎ陣にウェンデルケンが加われば、さらに層が厚くなる。

 

◆J・B・ウェンデルケン 1993年3月24日、米ジョージア州生まれ。12年ドラフト13巡目(全体421位)でレッドソックス入り。16年にアスレチックスでデビュー。同年9月にトミー・ジョン手術。21年8月ダイヤモンドバックス移籍。今季29試合で2勝1敗1ホールド、防御率5・28。通算144試合で10勝6敗11ホールド2セーブ、防御率4・00。15年プレミア12米国代表。185センチ、110キロ。右投げ右打ち。

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