DeNA山崎康晃投手(30)が29日、横浜市内の球団事務所で契約更改した。

夢のメジャー挑戦と悩んだ末に26日のファンフェスティバルで残留を表明。三浦大輔、宮崎敏郎に並ぶ球団最長タイの6年契約で、推定年俸は3億円とみられる。「ボロボロになるまで投げ続けたいし、横浜のマウンドに立ち続けたい気持ちはあります」と“生涯横浜”の思いを示した。

チームの勝利を最優先する視線の先には、クローザーでは史上4人目となる名球会入りも見える。条件となる250セーブまでは残り43セーブ。「本当に1つ1つですよね。まずは来年の守護神が確約されているものではないので、競争で勝ち取って、ブルペンを引っ張っていけるように頑張っていきたいです」と決意を込めた。

残留を決めた最大の理由である日本一を目指しながら、来年3月に行われるWBCの日本代表に選出される可能性もある。「日本が優勝できるように心から願っていますし、選ばれても選ばれなくても自分自身のことに集中して頑張っていきたいです」。6年の契約期間中に途中破棄できる要項はなく、DeNAで優勝する夢に向かって、“ジャンプ”する。【久保賢吾】(金額は推定)

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