広島新井貴浩監督(45)が3日、広島市内のホテルで行われた広島カープOB会の懇親会に出席した。

選手OBや球団職員OB、OGら約90人の前で「来シーズンの下馬評は低くなると思う。見てろよと、今から燃えています。来季たくさん喜んでもらえるように、そして誇ってもらえるように。自慢してもらえるようなチームをつくっていきたいと思います」と所信表明した。

新井監督の現役時代に球界を代表する4番に育てた山本元監督は、愛弟子の監督就任を喜んでいる。「アイツらしい野球をするよ。がむしゃらに。カープの伝統をちゃんと引き継いでくれるだろう。4番? それは(新井監督が)つくるでしょう」。4番打者育成にも期待を寄せた。

先輩らの激励に若き新指揮官は「OBの方たちが頑張ってこられて、今のカープがある。(前監督の)佐々岡さんが苦労して、芽が出ている選手はたくさんいると思う。それを自分が引き継いで、花を咲かせていかないといけないと責任を感じている」と決意を新たにした。

〇…監督就任から注目度や人気がうなぎ上りの状況に、大野OB会会長は笑顔でファンにお願いをした。「ワールドカップじゃないですけど、手のひら返しは止めてください」。1つの勝利、1つの敗戦で世論が大きく変わる森保ジャパンの戦いのように、来季苦しい戦いとなっても温かい目で応援してもらいたいと願った。

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