日本ハム伊藤大海投手(25)が、プロ入り後は封印してきたユーチューバー活動を再開する考えを明かした。「今季の振り返りは、今年中に出したい」と、自身のYouTubeチャンネル「伊藤大海チャンネル」で、約2年ぶりとなる動画を投稿するつもりだ。

同チャンネルは苫小牧駒大時代の20年3月に開設した。トレーニング方法や変化球の投げ方、自身の野球観などを紹介してきたが、日本ハム入り後は動画投稿を一時休止もファンサービスの観点からツイッターやインスタグラムを積極活用。情報発信は続けてきたが、新人から2年連続2桁勝利を挙げた今オフ、満を持してユーチューバーの顔も復活させる。

やるからには、とことん本気でやる。今オフから1人暮らしを始めた伊藤は「YouTubeスタジオをつくっている途中」とも明かした。新居の、とある一部屋を“配信部屋”として使用。「ただの釣り部屋です。竿入れたり」と、趣味の釣り道具の保管も兼ねた、いつでも気兼ねなく撮影ができる空間をプロデュース中。「まだ、いいイスを探せてない」と、あと1歩で完成予定だ。

大学時代は野球に特化した内容だったコンテンツも、バージョンアップする予定。すでに「撮ってますよ。釣りから野球から」と、本業だけでなく趣味にもクローズアップした動画を複数準備済み。シーズン中の頼もしいマウンド上での姿に続いて、オフの間もファンを楽しませる。

◆プロ野球とユーチューブ 現役では、パドレスのダルビッシュ有が17年にチャンネル開設した先駆的な存在で、公式チャンネル「Yu Darvish」の登録者数約57万人。ツインズ前田健太は20年2月に「マエケンチャンネル」、楽天田中将大は21年1月に「マー君チャンネル 田中将大」をそれぞれ開設している。OBでは上原浩治氏の「上原浩治の雑談魂」、里崎智也氏の「里崎チャンネル」など多数。

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