日本ハムから海外フリーエージェント(FA)権を行使し、ソフトバンクに移籍した近藤健介外野手(29)が14日、福岡市内で入団会見を行った。主な一問一答は以下の通り。
-今の心境
「やっと落ち着いて、日々を過ごせるなという、ホッとした気持ちがあります」
-ソフトバンク入りの決め手は
「ぼく自身、野球選手として今まで培ってきた技術、能力で勝負するのか、また、これからもっともっと成長したい、そういう思いで勝負するのか。そこを悩んだときに、もっともっと厳しい環境において自分を成長させたいという思いが一番強かったところです」
-藤本監督、長谷川コーチも交渉で話した
「藤本監督からは『ぜひ』と言葉をいただきました。長谷川コーチはホークスの厳しさ、ならではのプレッシャーだったり、そういう厳しい面もお話をいただいて。来年30(歳)になりますけど、そういうお言葉をいただくというのも、なかなか少なくなってくる年にもなってくる。そういう存在がいるのは大きいかなと思っています」
-長谷川コーチはどんな存在
「ずっと師匠と呼ばせていただいて、関わりだしたのが14年、初めて1軍で出始めた時に長谷川さんはすごい打撃をしていて。ああいうふうになりたいなと思いながらずっと見てましたけど、声をなかなかかけられなくて。ようやく声をかけられるようになったときに、いろいろ教えていただいて、自分の成長も気にかけてもらって。本当に、師匠という言葉しかないかなと思います」
-同じチームで戦う
「長谷川コーチだけではなく、いろんな初めての方が多い。僕自身をわかってもらえるようなプレーをして、コミニュケーションをしっかりとって、どんどんチームに慣れていきたい」
-ソフトバンクの印象は
「まさにホークスに勝つためと思ってやっている相手でした。魅力のある選手、秀でた選手も多くて手強い相手だった。対戦相手でしたけど、参考にさせてもらう選手も多かった」
-参考にした選手は
「長谷川コーチだったり中村晃さん。そういうタイプが似ているかなと思って見ていた。2人をよく見る機会があった。飛ばす選手もいましたけど、ミスショットない2人の打撃練習とか、そういうところを見る機会が多かった」
-持ち味は
「三笠GMにも言っていただいたように、選球眼、つなぎ役というのはそこを意識して11年やってきた。そこはぶらさずに。任された打順を打てるのも自分の長所だと思っているので、そこで持ち味を発揮できるように。そこを評価していただいていると思うので、そこでアピールできるようにしたい」
-背番号3
「伝統ある背番号だと認識していますし、その重み、プレッシャーを感じながら、ちょっとずつではありますが自分の番号になるように努力したいと思います」
-藤本監督は「1番」起用を示唆していた
「正直なところ、食事させてもらったときにも『1番苦手です』ということもお伝えさせてもらったんですけど、任されるのであれば、そこで持ち味を出していきたいなと思います」
-目標は
「個人というよりチームのリーグ優勝、日本一を目標に。そこを目指してやっていきたいと思います」
-3年ぶり優勝への思いも強い
「正直、よそから来たのでその思い、みんなの熱だったりは入ってみないと感じられないと思う。まずは入ってチームに入ること、その熱を感じながら、1年間やれたらと思います」
-WBCへの思い
「プレミア12、五輪も層ですし出させていただいて学ぶことも多かった。個人的にはなりますけど大谷とプレーできる可能性があるのはうれしく思う。ぜひ出たい、栗山監督を世界一の人にして上げたいなという風に思います」
-侍ジャパンとして出る意義は
「プレッシャーはもちろんありますし、世界の野球を肌で感じられるチャンスだと思うので。自分の成長、足りないものだったり、そこに出るたびに気づかされる。そこが出る意味だったりと感じています」