西武渡辺久信GM(57)が19日、森のオリックスへのFA移籍に伴う人的補償で加入が決まった張奕投手(28)の飛躍に期待を込めた。

「ボール1個1個を見たらレベルの高いボールは投げる。ウチに来て環境を変えて。50、60試合くらい投げてくれれば一番いいし。可能性は十分にある」。制球力には課題があるが、直球の最速は157キロを誇る。「一番の武器は真っすぐのスピード」と高く評価18年6月に外野手から転向したばかりで、今後の可能性にも期待する。

中継ぎは補強ポイントとしていた。平良が先発に転向するにあたり、さらなるリリーフ陣の競争を促す狙いもある。「うちの中継ぎ陣もしっかり戦力に、非常にレベルも高くなっている。その中で競争をしていく。張君にしても新外国人にしても、確約されているわけではないので。しっかり競争してほしい」と語った。

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