「うさぎ年」に「カメ」がやってくる。ソフトバンクは20日、ウイリアン・アストゥディーヨ内野手(31=前マーリンズ傘下3A)とジョー・ガンケル投手(30=前阪神)の獲得を発表した。ともに単年契約で、アストゥディーヨは年俸1億8000万円、ガンケルは1億6000万円。

背番号「4」に決まったアストゥディーヨは「とても興奮しています。精いっぱいプレーする準備はできています。来季は一緒に野球を楽しみ、勝利をつかみましょう!」と意気込んだ。「さあ皆さん、準備はいいですか? トルトゥーガが福岡にやって来ます!」と自己紹介。175センチ、102キロとずんぐりした体格から、スペイン語で「亀」を意味する愛称を自らアピールした。

愛嬌(あいきょう)あるキャラクターもさることながら、大リーグでは投手も含めて遊撃以外の全ポジションで出場したことがある右打ちの超ユーティリティープレーヤーだ。メジャー通算成績は190試合で打率2割6分7厘、16本塁打、70打点。藤本監督は一塁、三塁で争わせる基本方針を示し、緊急時には「第3捕手」としてマスクをかぶる可能性も明かしている。

背番号が「27」に決まったガンケルは、先発ローテーションの一角として期待ができる実力者だ。阪神では1年目の20年こそ中継ぎでも起用されたが、昨季と今季は先発に専念。21年には9勝を挙げた。打者の手元で動く速球を武器に通算16勝を挙げた右腕は「日本一奪還の力になれるよう、ベストを尽くしたい」と気合十分。頼もしい助っ人たちが、巻き返しを図るソフトバンクに加わった。【山本大地】

◆ウイリアン・アストゥディーヨ 1991年10月14日生まれ、ベネズエラ出身。08年にフィリーズに入団し、18年にツインズでメジャーデビュー。今季はマーリンズに所属した。主に三塁や一塁、捕手で、投手を含めて遊撃以外8ポジションを守れる。メジャー5年で通算190試合で588打席に立ち150安打、打率2割6分7厘、16本塁打、70打点。175センチ、102キロ。右投げ右打ち。

◆ジョー・ガンケル 1991年12月30日、米フロリダ州生まれ。13年ドラフト18巡目(全体533位)でレッドソックス入団。オリオールズ、ドジャースを経て17年途中にマーリンズ移籍。メジャー出場なし。20年から阪神でプレーし、3年間で64試合に登板。通算16勝12敗、防御率2・92。199センチ、101キロ。右投げ右打ち。

ソフトバンクでは他にはロッテを自由契約となったロベルト・オスナ投手(27)の獲得も決定的で、秋季キャンプにテスト参加したコートニー・ホーキンス外野手(29)も入団する方向だ。一方で、アルフレド・デスパイネ外野手(36)、ジュリスベル・グラシアル外野手(37)、コリン・レイ投手(32)はこのまま退団する見込み。

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