イチゴ食べてプロ1号を目指す。日本ハムの有園直輝内野手(19)が、自主トレ中の千葉・鎌ケ谷で、札幌ドームと新球場エスコンフィールド北海道のダブル1号弾を目標に掲げた。
日本ハムは来季から新球場に移転するが、来年3月4、5日には19年間使用した感謝を込めて、札幌ドームで楽天とのオープン戦を行う。有薗は今季出場した公式戦が4試合いずれもビジターで「札幌ドームで打つチャンスが、まだある。しっかり準備を整えて、札幌ドームでホームランを打ちたい」と意気込んだ。
因縁の相手との対戦に燃えている。プロデビュー戦となった6月21日、楽天相手に9番指名打者で先発し、3打数無安打3三振だった。「めっちゃ震えていた。自分の思うような打席にならなかった。ピッチャーに遊ばれて。落ち着いた感じじゃなかった。余裕がなかった」。今季出場した相手は4試合中3試合が楽天で、結果的に5打数無安打4三振。「何とか、そのオープン戦に出られるように、まずは(キャンプ中に行う)2月1日の紅白戦までにしっかり準備を整えたい」と雪辱を期した。
楽天には分が悪いが、来年3月のオープン戦が最後になる札幌ドームとは相性がいい。今季3月5日、巨人とのオープン戦に出場し、プロ初打席で巨人菅野から初打席初安打となる左前打を放った。「オープン戦で菅野さんと対戦して、いい印象がある。見える景色がいい」と、最後になるかもしれない札幌ドームでの活躍を思い描いた。
キャンプ、オープン戦で勢いをつけ、ライバルとの競争にも勝ちに行く。高卒同期野手の阪口には今季、先に安打を記録されたが「ホームランはまだ。新球場で先に自分が打ちたい」。札幌ドーム、エスコンフィールド北海道のダブル1号弾で、同期に差をつける。
11月5日の侍ジャパンとの強化試合では、8回に広島森浦から左翼へ二塁打を放つなど、成長を見せる19歳。「いっぱいお客さんいて、すごい選手もいる中で崩されずに自分の打撃ができた」。24日には、実家の千葉・旭市に帰省する。イチゴが特産で「とてもおいしい。久しぶりにイチゴ狩りもしてみたい。食卓にも出てくるので、オフにイチゴをたくさん食べてリフレッシュして、札幌ドーム1号、新球場1号につなげられたら」。地道に力をつける若武者が、新球場元年のブレークを見据える。【永野高輔】



