広島ドラフト6位のトヨタ自動車・長谷部銀次投手(24)は「野球研究」を極める。7日、廿日市市内の大野寮に入寮。母方の祖先に杉田玄白を持つ慶大出身左腕は、額縁に入った「只管只直(しかんしちょく)」の書を持参した。

小学生時の先生が作った「まっすぐに、ただひたむきに」という造語を、直々に書いてもらったのだという。父は植物の研究者で曽祖父は昆虫学者、祖父は熊本県立大の元学長。「僕もこの世界で突き詰めていければ」と覚悟を胸に走りだす。

▽広島ドラフト3位の東京ガス・益田(社会人時代の同僚からの寄せ書きアルバムを持参して入寮) 普段言われないことも書いてくれていたりする。苦しくなったら、これを見ようと思います。

▽広島ドラフト4位の高崎健康福祉大高崎・清水(入寮にシュノーケルを持参) 群馬では川とかでモリで魚を刺して食べていました。アユとかヤマメも取りました。川は激流なので、石にはいつくばっているうちに肩甲骨とかに筋肉がつく。海でも潜ってみたい。

▽広島ドラフト5位の大阪ガス・河野(社会人時代に投手陣から贈られた自身の似顔絵を入寮に持参) 『入寮時に取材があるから持っていけ』と言われたので。開幕1軍を目指して、1年間1軍に帯同できるように。

▽広島ドラフト7位の大阪観光大・久保(ソファの赤色ヨギボーを持参) 座ったり抱き枕にしたり、座り心地とクッションがすごくいい。あとはチームカラーの赤に染めて。

▽広島育成1位の青森大・名原(おしゃれインテリアのテンポドロップを持参) 季節や天気によって中の結晶の形が変わる。これを見ながらボーッとしたり癒やされたりしようかなと思います。

▽広島育成2位の九産大・中村貴(大学1年時からBC栃木・川崎宗則に世話になっており) 『いきなりアピールしようと全力でやってしまうと、絶対にケガをする。とにかくゆっくりやっていけ』と言われました。いい報告ができるように頑張りたいです。

▽広島育成3位の二松学舎大附・辻(甲子園で使ったグラブと持参) 自分が一番頑張って目指してきたところ。でも、やっぱり少し悔いがある。それをプロで全部やり遂げたい。

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