DeNAドラフト5位の慶大・橋本達弥投手(22)が7日、2人の恩師による言葉と絵を持参して入寮した。1枚は「愚直なまでのひたむきさ」と書かれた色紙。長田高(兵庫)時代の野球部長がよく口にしていた言葉だという。「元々はまっすぐという性格ではなかったですが、うまくやってるタイプだったのですが、意識を変えてくれた」と、高校1、2年生のころに内面が変化したという。

もう1つは、桜が丘中時代の美術教師で、軟式野球部の小竹由剛監督が描いてくれた絵画だ。高校、大学、DeNAのユニホームを着た橋本の絵に「愚直なまでの直向きさ」という言葉が添えられている。母校を訪問した際にプレゼントしてもらった。「僕がプロ野球選手になってすごく喜んでくれた」と話した。

進学校出身で、慶大にはAO入試を突破して入学した。環境情報学部での卒論も「一通り書き終えた」と修正を残すのみとなった。施設を見学し「恵まれた環境」と判断したプロ舞台。今日8日の新人合同自主トレで、いよいよ第1歩を踏み出す。【斎藤直樹】

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