侍ジャパンの栗山英樹監督(61)は17日、3月のWBCを戦う代表への参加が決まったメジャーリーガーについて、早期の合流を望んだ。

エンゼルス大谷翔平投手(28)、パドレス・ダルビッシュ有投手(36)、カブス鈴木誠也外野手(28)の3人の代表入りを先に発表済み。日本のWBC開幕戦は3月9日の中国戦(東京ドーム)だが、現時点では、メジャーリーガーが試合に出られるのは、直前の強化試合2試合(同6日阪神戦、7日オリックス戦、京セラドーム大阪)からとなっている。

栗山監督は「試合に出られる、出られないかによって、全然変わってしまうので。そこは今、NPBが(MLB側と)調整してくれてるはずなので。(大阪からの出場だと)それじゃダメ。無理でしょう。いきなり(本大会に)使えなくなっちゃうでしょう。ケガしちゃうんで」と、もっと前から試合に出て調整できることを望んだ。

侍ジャパンは2月17日から宮崎で強化合宿を行い、同25、26日にはソフトバンクとの壮行試合が予定されている。同戦からメジャーリーガーも出られるようにして欲しいか問われ「もちろん。早く来てよ。というのは、選手たちもそう思ってるし、1つのチームになるんだったら、それ(宮崎から)でも遅いぐらい。本当は何年かかけて、やっていかないといけないことを、何日かでやろうとしてるわけだから」と、メジャーリーガーたち自身も早期合流を望んでいることを示唆した。

最終的には「ルールで全てやる」としながらも、チーム作りを完成させるために早期の合流を望んだ。