楽天滝中瞭太投手(28)が、新フォームで巻き返しを図る。21年は10勝を挙げたが、昨季は2勝9敗と大きく負け越した。「いろんなコーチと話してアドバイスをいただいた中で、自分の結果を踏まえて、同じことを繰り返してもというところは僕の中でもあった」と、テークバックを小さくするフォームに変更中だ。

ともに三重県内での自主トレを行っている則本に相談したり、岸のフォームを見て研究。また、「それこそテークバックがすごく小さくて上手だと思っているので」と、後輩の宮森に意見を求めたりした。貪欲に新フォームを追求し、ブルペンでは効果も実感。「球は伝わっているような感じはしている。自分に合うものをこの冬は探してきたつもり」と自信を持った。

徐々につかみつつある手応え。「ボールの出力や精度は、もう少し上げた状態でキャンプインできたらなと思います」と意気込んだ。今季の目標は規定投球回に到達すること。1年間通して先発を託されるように、新フォームを確かなものへとしていく。【湯本勝大】