WBC日本代表に内定している楽天松井裕樹投手が23日、楽天モバイルパークで自主トレを公開。6年ぶりの国際大会で、成長した姿を見せることを誓った。前回17年WBCに出場も、21年の東京五輪には選出されず。「悔しい思いを持って、日本代表を目指して常にやっていた。しっかりと力になって、与えられた役割を全う出来るような準備をやっているところです」と力強く話した。

プロ10年目。「年齢も上がってきて、見える景色も年々違ってくる」と言う。例年オフは田中将と自主トレを行ってきたが、今季から独立し後輩の泰と練習。守護神として実績を重ね「17年(WBC)の時は本当に右も左も分からなかったですけど。相手を見て、自分を見て、しっかり投げられるようになってるのかな」と成長を実感する。

15年プレミア12の準決勝韓国戦では、9回無死満塁から3番手で登板。押し出し四球を与え、打者1人で降板する悔しさを味わった。1次ラウンドの3月10日に韓国戦が組まれるが「その時と違った自分を出せると思いますし、そのために時間を過ごしてきたので。いい結果を出せるように引き続き準備していきたい」。心身ともにたくましくなった左腕が、侍でもきっちりとブルペンを支えていく。【鈴木正章】