阪神岡田監督が、3月WBCの代表メンバーに内定している中野拓夢内野手の遊撃起用を了承した。

甲子園で侍ジャパン栗山監督と対談し、今季チームでは二塁で起用する方針を固めている中野について、二遊間どちらも守れる貴重な存在であることを理解。これまで「(代表で)ショートやるってオレ知らんから」と話していたが、「『宮崎行ってからやってくれ』と。ちょっとぐらいは準備のためにな、何かあったときの」と、2月後半の代表合宿では遊撃の練習も実施することを快諾した。

栗山監督はこの日、「ケガだったりいろんなことが起こった時に、いろんな選手がいろんなところをやっていかないといけない」とポジションについて言及。「(遊撃の練習を)『やらしといてください』というお願いはない。優勝するための要素を持った選手をお借りして、我々は戦うだけなので」と話した。

○…阪神岡田監督が開幕投手の決定は3月まで持ち越すことを明かした。3月のWBCの最終メンバーは30人とは別に、20人を予備メンバーとして登録が可能で、後者に開幕投手の最有力の青柳晃洋投手も名を連ねている。「(決断は)先、先。そんなん3月入ってからよ。キャンプ終わってからやで」と大役指名の明言は避け、「もし選ばれたらその(大会公式の)ボールを投げないとあかんと思うけど、それまでは普通にやるだけよ」と話した。また、近本光司外野手も予備メンバーに入っていることも判明した。