ソフトバンクは24日、福岡市内のホテルで春季キャンプに向けての監督、コーチ会議を行った。

2年目の指揮を執る藤本博史監督(59)は冒頭で「今オフはフロント、編成の皆さんに最高の補強をしてもらいました。今年は例年以上に厳しい競争となります。その中で、どこまで選手をやる気にさせるかがコーチの役目。4軍もでき、1から4軍連係して、1人でも1軍で活躍できる選手を育てられるようにコミュニケーションをとって指導して欲しいと思います。優勝、日本一になるんだという強い気持ちを持ってシーズンを戦っていきましょう」とあいさつ。

王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(82)も「今年はとにかく2年間手放している日本一を取り戻さなければいけません。日本一奪還をキャンプ初日から掲げていきましょう。プロの世界なので競争は必ずある。選手がその競争から脱落しないように、コーチ陣には選手を支えてほしいと思います。そのためには、選手をしっかり知り、積極的にコミュニケーションをとることが必要です。コーチが選手の長所を見つけて伸ばしてほしい。選手と近い関係を築き、本音を引き出してあげれるようにコーチから一歩踏み出して、コミュニケーションを取ってほしい。そして、必ず日本一になりましょう」と呼びかけた。