巨人ドラフト1位の浅野翔吾外野手（18＝高松商）は「熱男」の魂をひしひしと感じ取った。

24日、川崎市・ジャイアンツ球場での新人合同自主トレで、新加入の松田宣浩内野手（39）とノックを受けた。ルーキーに交じって、ひときわ響く声で盛り上げる姿を見て「ノックのボールを呼ぶ声が一番大きかったので、そういったところから野球が大好きという思い、引っ張っていこうということを感じました」と刺激を受けた。ノックが終わると、グラブタッチも交わした。

松田から積極的に話しかけてもらい、コミュニケーションを深めた。ドラフト2位の萩尾が呼び名について「松田さんでいいですか？」と尋ねると、松田は「熱男さんでいいよ」。そこからルーキーたちは「熱男さん」と呼ぶようになった。尊敬の中で親近感が増した。「新人だからといって、距離を置くではなく、どんどん積極的に話しかけてくれて、声出していこうと誘ってくれたりしてくれた。やりやすかった」と感謝した。

「あれだけのベテランの選手で、声を出すのは難しいと思うんですけど、そこでできるのは準備をしているんだなと思いますし、ファンの皆さまから愛される選手なんだな」。目標は愛される選手。そのお手本を間近で感じた1日になった。