オリックス山本由伸投手(24)が27日、大阪・舞洲の球団施設で自主トレを公開した。室内練習場で1球1球フォームを確認しながら丁寧にキャッチボール。力強いボールを投げ込んだ。「強いボールもしっかり投げられるようになった。フォームのリズムとか、新しい感覚を積極的に得られるように取り組んだので、多少フォームのリズムとかが変わったかなと思います」と話した。

昨季は26試合に登板し、15勝5敗、防御率1・68。勝率7割5分、205奪三振で史上初の2年連続投手4冠に輝いた。沢村賞とMVPも2年連続で受賞。リーグ2連覇と日本一の原動力となった。

今季もチームのために腕を振る覚悟だが、シーズン前にはWBCがある。「すごく特別な大会。世界一を目指して一丸となってやると思うので、僕もチームの力になれるように」と意気込んだ。すでにWBC用の球で自主トレも行い「キャッチボールなどで投げたレベルでは違和感なく投げられていると思う」と準備も順調のようだ。絶対的エースが、日本一連覇と世界一を目指してスタートを切る。