日本ハム川村浩二球団社長(62)が27日、北海道北広島市内の球団事務所で対応し、任期満了に伴い、本年度限りで退任の意向を示した。3月中旬に予定されている球団取締役会で承認を得て、球団顧問に就く見通し。後任は未定。

任期は1年ごとの更新。同社長は19年に現職に就き、新球場を含む「北海道ボールパークFビレッジ」開業へ向け、4期務めた。今年3月に開業が迫る中「新しい時代を切り開く、新しい方がふさわしいのでは」と考えるに至り「諸般の事情を総合的に勘案し、来季は再任せず、今季で退任するということを日本ハムに伝えた」と説明した。

今季から新本拠地となるエスコンフィールド北海道のファウルゾーンが、公認野球規則に準じていなかった件については「仕事の進め方やプロセスに問題があった。もう少し確認作業を行って進めるべきだったと反省している」と、改めて謝罪。日本ハムから勧告を受け、同社長を含む3人が、減給など何らかの処分を受けることを明かし「トップの責任として(退任理由の1つとして)加味はしている」と話した。

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