ロッテは28日、レッドソックスからFAになった沢村拓一投手(34)の入団を発表した。背番号は「54」。

3年ぶりの復帰となる沢村は、本拠地ZOZOマリンスタジアムで吉井理人監督(57)とともに会見に臨み「日本一熱いファンの前で投げられることにとても興奮しています」と意気込みを語った。

ロッテ入りを決断した理由には「僕がアメリカに行く際に待ってくれたというか、快く送り出してくれた義理を守るというのもそうですし、吉井監督が監督に就任されたことも僕の中で大きかったです」と、当時投手コーチを務めていた吉井監督の存在に言及。

「3年前は3、4カ月くらいしかいなかったけど、こうしろ、ああしろと言われたことは1回もなかったですし、悪い時にこうなるから気を付けろという注意点をいただくだけでも大きかった。アメリカの野球を経験している方なので、その苦労だったりいろいろな事を分かってくださるというのは精神的に大きいです」と信頼を寄せた。

吉井監督は、沢村について「(メジャーで)すぐに順応していて、見ていて頼もしいなと。リリーフピッチャーとして魅力的。実力はわかっているので、戦力としては心配していない。メジャーでの経験を若い選手に話してもらって、若手の面倒を見てほしい」と、ベテランとしての役割に期待。2月1日にキャンプインについては「そこは任せています。メジャーの場合はもうちょっと投手のリポートデイ(集合日)が遅いので、その辺の調整のやり方もあると思う。彼はそういうのできるプロなので」と、キャンプ合流は本人に任せる方針を示した。

沢村自身はすでに自主トレでブルペンに3度入っていると明かし「すぐに実戦という形ではないけど、ある程度体はもう作った状態。ボールや傾斜、硬さの違いというのがあるので、そこはしっかりアジャストしていけたら」と話した。

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