阪神の1軍沖縄・宜野座春季キャンプが、1日から始動する。岡田彰布監督(65)は開幕右翼候補で、キャンプ直前に「左上肢のコンディショニング不良」で2軍行きとなった高卒2年目前川右京外野手(19)に苦言を呈し、代役は招集しないことを明言。すでにサバイバルは始まっていた。キャンプイン前日1月31日の一問一答は以下の通り。

-前川の症状は聞いているか

「まあ、これはもう自分が遅れるだけや」

-結構かかりそうか

「それは分からん、そこまで分かれへんけど。昨日病院行く前に(電話)かかってきたから、それからはちょっと分かれへんけどな。これはだから、1軍の枠は決まってるわけやし、まあ、ポジション的に外野の選手なんかはまず、ライバルが1人減ったみたいな形になるから、そんな気持ちでええんちゃう? これはまあ、一番決まってないとこやったからな、そこにな、挑戦できんかったいうことやわな、自分がな」

-代わりは

「いや連れていかない。もう1人減って20人で行くよ、野手は」

-これからケガはキャンプ入って自己管理が大切

「これケガいうて自己管理やんか、自分1人でやってる中のケガや、そら、お前。ケガっていうかもともとな、持病とかで悪いとこあるけどなあ、まあそれはシーズンオフの間に何とかせなあかんわな。自分の管理としてな。自分でやらなあかんことやからなそれは」

-遊撃争いで重視すること

「守り守り。そんなんずっと言ってるように守りよ。打たんでええ言うてるやん」

-打つべき人が打ってくれたら

「そうや。ショートなんか、どうせ8番やから打たんでええやん」

-ミエセスが先乗り合同自主トレに参加

「なぁ、先行ったんやな。俺知らんかったわ」

-意欲は買うか

「まぁ立場上な、どんどんアピールしてったらええんちゃう。でも、枠的に外れるいうわけじゃないからな。今外国人5人やからな。良ければ入れる可能性あるから、そういう意味ではあれも気合入ってるんちゃうか。6人おって絶対1人は落とされるっていうんじゃないからな。ちゃんと力があればね、1軍の枠に入れる、そういう枠があるから。そういう意味ではそら、自分でもすごいチャンスやと思ってんちゃう?」

-先乗りではライトをやってるみたいだが

「そんなん言うてないのにな。ライトなんて言うてないよ、勝手にライト守ってるんちゃうか、そこがチャンスと思って(笑い)」

-同じ実力なら、意欲的な選手を使いたくなるか

「いやいや、同じレベルってないやろ。何かがやっぱ抜けるからな、やっぱり。足が速いとか、当たったら遠くに飛ばすとか、やっぱ何かみんな持ってるからな。最終的にはそういうな、秀でた特徴ある選手の方が魅力的よな。こぢんまりと平均的な選手よりも、やっぱそっちの方が魅力あるやんか。当たれば、てな。まあ当たるようにせなあかんのやけどな」

-いい意味で監督の構想を覆す選手が出てきてほしい

「そらそうよ、そら当たり前のことや、それは。毎年キャンプで一番思うことはそういうことや。すごい伸びてくれんかなあ、みたいなな。まぁそんなうまいこといけへんけどな。なかなかそんなんお前、出てけえへんよ、毎年毎年。出てきたら大変や、もっと強なってる」

-1人でも2人でも

「そや、1人でもええわ。そんなもんや、チーム編成って」

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