巨人大勢投手が変化を恐れず、WBC公式球での投球感覚を研ぎ澄ませていく。

キャンプ初日からブルペン入りし、座った捕手に20球投げ込んだ。「真っすぐがカット気味になるときがある」と課題を見つけ「フォークボールは落ち方がこれもまたスライダー気味というか。修正というよりかは、そういう特性も生かしながら投げていけたら」。滑りやすく縫い目が低い球を、傾斜を使って投げたことで一長一短の発見があった。

練習後は動画を見てフォームを確認。前傾姿勢を修正して浮き上がるような直球を取り戻す。37セーブを挙げた昨季からさらなるレベルアップを図るため、投球動作に入るとき軸足の右足を1度折る“カックン投法”で、体重を乗せる意識付けをしている段階。「研究もされますし、自分自身が成長していくことが大事。そういう変化は加えているんですけど、退化はしていない感覚はあるんで、どんどん恐れずに調整しながら成長していけたら」と、高みを目指していく。

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