阪神才木浩人投手がブルペンで投球練習を行い、岡田監督から絶賛された。

カーブを交えて50球。見守った指揮官は「才木はすごいよかった。上から見とっても角度あるやろ。下から見とったら、もっと角度あるやろ。(ローテに)ふさわしいどころじゃないんじゃないかな、ボール見たら」とほめちぎった。伝え聞いた才木も「まだ初日なんで。でもまっすぐをそういうふうに言っていただけたのはすごくありがたい」と喜んだ。

この日は機器を使って、投球を分析。昨年に比べてシュート回転が少なく、スピンのかかった球が投げられていたという。球速も146~150キロを計測。「7割8割くらいの感じで投げられた」と、力みのないフォームに手応えをつかんだ。昨季は3年ぶりの復活星を挙げるなど4勝をマーク。右腕がキャンプ初日にさらなる飛躍を予感させた。

○…井上がシートノックで左翼に就いた。右翼のレギュラーを争う1人だが、キャンプ初日はレフトへ。ノイジー、植田とともに打球を受けた。右翼には高山、板山、ミエセスが就いた。井上は全体練習後の個別練習では右翼でフリー打撃の打球を受けていた。

○…西純が初日にブルペン入りした投手の中で最多の77球を投げ込んだ。直球だけでなく、スライダーやツーシームなども投げた。「投げていたら70球にいったという感じで」と話した。ただ、シュート回転する球もあったことから、自己採点は「50~60点」と辛め。11日の紅白戦登板に意欲を見せており、今後もフォームの再現性をテーマに、毎日ブルペン入りする予定だ。

○…現役ドラフトでソフトバンクから加入した大竹が、ブルペン入り。直球にカーブやスライダーもまじえて45球を投じた。梅野に受けてもらうのは初めてだったため直球をしっかり投げることを意識したという。タテジマのユニホーム姿を朝に鏡で見て「全然違和感ないな」と笑った。ソフトバンクのキャンプ地・宮崎と違い、暖かい沖縄だけに「体は動くがその分、疲労感があるので飛ばしすぎないように」とチームにも気候にもなじんでいくつもりだ。

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