日本ハムのドラフト1位矢沢宏太投手(22=日体大)が初の対外試合で初安打、初盗塁を狙う。9日の韓国サムスンとの練習試合では先発出場するかは未定だが、安打が出れば実戦初となる。「1本欲しいなという気持ちはある」と意欲を示す。出塁できれば盗塁も試みるつもりだ。「盗塁も狙う。ヘッドスライディングの練習をしているので、けん制をもらって自分のリード幅を確認したい」と語った。

今キャンプ2回目のブルペンに入った8日、直球やカーブ、スライダーなど51球を投げ込んだ。投打の二刀流を目指す矢沢は1クール1回のブルペン入りというペースで、地道に調整を進めている。今後はライブBPを経て、初実戦の機会を探ることになる。

投打の両立のために、投手としてプラスになるような独自の取り組みも始めている。野手の練習日のキャッチボールでは、他の野手より約10分長く、遠投は70メートルから100メートルまで距離を伸ばしている。「遠投で体を大きく使いながら投げている。これからもそういう感じでやっていきたい」。工夫を凝らしながら“矢沢流”を追い求める。【石井翔太】

 

○…9日の韓国サムスン戦(名護)で対外試合の“開幕投手”に抜てきされた畔柳が、悔いなき投球を誓った。「結果を欲しがらずに今までやってきたことを出せれば」と、1日の紅白戦の先発に続くチャンスを見据えた。先発ローテ争いのダークホースとして臨む、大事なアピール機会。「思い切ってやるのが、悔いなく終われる」と自分に言い聞かせた。

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