ヤクルトの沖縄・浦添キャンプに、元ヤクルト投手が異例のスタッフとして参加した。

第3クールの初日となった9日、ヤクルト、日本ハム、DeNA、西武でプレーした坂元弥太郎氏(40)が特打で打撃投手を務めた。元山や武岡らに対して投げ「久しぶりにすごく緊張しました。自己採点は50点くらい。全球、打ちやすいボールを投げられなかった。ここから少しずつ精度を上げていきたい」と明かした。

西武で現役を引退してから10年。現在は埼玉県内で野球スクールの「Yataro スポーツベース」で小中学生を指導しており「もう1度、プロ野球を学びたい」という思いが強くなった。球団と交渉し、キャンプ中の約2週間、スタッフとして加わることになった。キャンプに合わせ、投球練習など自身の調整もしてきたという。

初日はまずキャッチボールやティー打撃を間近で観察し、村上の打撃練習は動画で撮影。フォームや技術についてコミュニケーションも取った。「勉強になることばかりで、とてもありがたい」と感謝していた。

“指導者”としてのアップデートを目指し「貴重な機会をいただいたので、充実した時間にしたい」と意気込む。

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