阪神ドラフト1位の森下翔太外野手(22=中大)が2打席目で初安打を放った。1打席目は四球で出塁。打席数を増やすため紅組から白組に移った。

3回1死の第2打席目で、岡留の内角寄りの145キロ直球をスイング。詰まりながらも、内野安打でHランプをともした。その後、代走を送られることなく、次打者の遊ゴロで二塁に向かった際にはスライディングも見せた。「投手の球を見るのは初めてくらいだったけれど、特に悪い見え方もせずに変化球も低めは見えていた。あとはもっと実戦慣れして、プロの投手の球を見て合わせていきたい」。プロ初の実戦に手応えを感じていた。

森下は右足肉離れの回復の遅れで、キャンプ2軍スタート。それでも、第1クール2日目でマシン相手にフリー打撃を再開。5日には、岡田彰布監督(65)が具志川球場を視察し、紅白戦デビューへGOサインが出ていた。この日は3年ぶりに外野席を開放し、多くのファンが駆けつけた。「2打席立たせてもらって、すごいお客さんも入って独特な雰囲気の中、自分の中ではできる100%のプレーができた」と納得顔だった。

○…1軍メンバーの井上広大外野手が2軍紅白戦で4番に座り、二塁打を放って存在感を出した。4回1死一塁。カウント1-0から岡留の直球を強振。左翼線二塁打で続く北條の決勝適時打を呼び込んだ。秋季キャンプからアピールを続け、2年ぶりの1軍キャンプメンバーをつかんだ。ドラフト1位の森下に負けじと、右翼争いに食らいつく。

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