プロ入りへの背番号を受け継ぐ。関甲新学生野球リーグ1部の白鴎大が11日、栃木・小山市内のグラウンドで全体練習を行い、福島圭音(けいん)外野手(3年=聖望学園)は「プロに行きたい」と今年の目標を語った。

昨秋のリーグ打率は3割超え、9試合すべでヒットを放ちチームをけん引した。それでも「春は5割打ちたい」とさらなる高みを目指し、この冬はスイングスピード、下半身の強化に取り組む。

持ち前の足でも魅せる。幼少期は埼玉・秩父の実家近くで「いつもうさぎを追いかけていた」と、当時の1人遊びが現在の50メートル5・8の脚力につながっている。

昨年春から、背中には「1」の番号がついている。かつて、同大OBである阪神の大山悠輔内野手(28)や西武の中山誠吾内野手(23)が背負ってきたプロ入りへの登竜門。「すごく重みのある番号。自分もプロにいけるように結果を出していきたい」と勝負の1年に挑む。