侍ジャパンの楽天松井裕樹投手(27)が、ほろ苦い出だしとなった。5回に2番手で今季実戦初登板。WBC公式球を使っての投球となった。雨の中、慣れない球での制球に苦しみ、24球中12球がボール。しきりに両手で球をこねた。4点を失い、なお2死三塁では、矢沢にカウント3-1から甘く入った直球を捉えられ、2ランを被弾。2/3回を5安打6失点で降板し「ひどいですね」と唇をかんだ。

キャンプでは、“WBC球”の適応に力を入れてきた。大会で使用されるロジンもべたつくため、使わないことを決めるなど、試行錯誤の真っ最中。この日の投球も「初実戦だとしてもボールが指にかかっていなかった。ストレートがかかってくれないと、やはり変化球も振ってくれない」と分析。課題は明確だ。17日からはチームを離れ、強化合宿が始まる。大会までにアジャストさせ、世界一への戦いに貢献する準備を進める。