日本ハムに新加入したWBCキューバ代表のアリエル・マルティネス捕手(26=中日)が、母国の世界一と新天地での日本一のダブルタイトルを目標に掲げた。

15日は沖縄・名護で調整。「(WBCでは)キューバが勝つのが一番。日本ではまず第一に日本ハムが優勝することに貢献したい」と宣言した。17日の日本ハムとの練習試合では“あいさつ”代わりの1発をたたき込み、状態の良さをアピールしていく。

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初対面でしっかり存在感を示す。マルティネスはキューバ代表として7日から沖縄県内でキャンプを行うも、まだ日本ハムの選手とは会えていない。17日の練習試合で新庄監督やチームメートらと対面することになる。「今年のキューバ代表としての日本での初めての試合。今まで準備してきたことを発揮する。コンディションは最高。チームに貢献できるそのくらいのレベルに仕上げられている」。WBCを見据え早い段階から状態を上げてきた成果を、披露する。

自身初のWBC出場で勢いをつけ、日本での活躍につなげる。「キューバが勝つためにプレーしたい。日本ハムでは、まず第一に優勝する。個人では本塁打と打点で周りの選手と比べて抜け出るように頑張りたい」。中日には18年に育成契約で入団し、20年に1軍デビュー。21、22年は中軸を任されるなど着実に日本野球に順応してきた。今度は世界大会での経験も加え、より決定力を上げていく。

登録は捕手も、中日では一塁や外野もこなしてきた。「コーチに言われたポジションをまっとうしたい。パ・リーグはDHがある分、出場機会が広がるので楽しみ。DHだったり、ファーストだったり、外野手。もしコーチが望むのであればぜひキャッチャーでも」。チームの需要に合わせて、対応していく。

キューバ代表は沖縄大をベースに、NPB球団がオフで使わない施設なども回りながら、練習を続けてきた。日本ハム戦の後は19日中日、21日ヤクルト、22日巨人、23日ソフトバンクと各チームのキャンプ地で練習試合をこなし1次ラウンド開催地の台湾に入る。「毎日、移動で忙しいです」と苦笑い。“アウェー戦”に備えたハード移動も乗り越え、世界一に立つ準備を整える。【永野高輔】

◆アリエル・マルティネス 1996年5月28日、キューバ生まれ。コマンダンテ・マヌエル・ピティ・ファハルド体育大からキューバリーグ・マタンサスを経て18年3月に育成契約で中日入り。20年7月に支配下契約。同5日の巨人戦で1軍デビュー。昨季は自己最多の82試合で打率2割7分6厘、キャリアハイの8本塁打、24打点を記録したが、捕手での出場は1度もなく主に外野での起用だった。昨年12月に日本ハムと契約。年俸は8000万円プラス出来高。190センチ、95キロ。右投げ右打ち。

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