ロッテが「3番左翼」で先発出場した山口航輝外野手(22)の2打席連続2ランなどでヤクルトに快勝した。

山口は1回裏1死一塁から左中間に先制2点適時本塁打を放った。今季の対外試合チーム初弾に「みんながまだ打っていないのは分かっていたので、最初に打ちたいと思っていた。良かった」と笑顔を見せた。

2打席目は3回裏1死一塁。WBCの侍ジャパン左腕・高橋奎二投手(25)の直球をフルスイングし、中越え場外2ランで約4000人の観衆を驚かせた。「自分が理想としている、力だけでなく下半身を使ってバランス良く打てた。完璧に捉えました。球界を代表するピッチャーから打てたことは、今後の自信につながると思います」。16日のDeNA戦(宜野湾)などの練習試合やシーズンへの手応えにもなった。

2回5奪三振無失点でWBCに向けた上々の投球を披露した佐々木朗希投手(21)へのエール弾でもあった。「素晴らしいピストルのような球を投げていましたし、代表にいっても日本の力になってほしい。チームのみんなも応援している」と期待を寄せた。【鎌田直秀】

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