侍ジャパンに選出されている阪神中野拓夢内野手(26)が、マルチ安打&“忍者守備”で沖縄・宜野座キャンプを締めた。
対外試合初戦の楽天戦に「2番二塁」で出場。侍仲間の湯浅が招いた4回裏2死一、二塁のピンチで中前に抜けそうな楽天安田の当たりをダイビングキャッチし、二塁で封殺した。「2週間やってきたことを出せたんじゃないか」と胸を張った。
心の準備が生きた。「左バッターでフォークのサインも見えた。セカンドゴロ、来るかな、って予測していた」。前回17年WBCで広島菊池涼が幾度となくチームを救った“忍者守備”をほうふつとさせる身のこなし。侍ジャパンでともに戦うマウンドの湯浅を救ったビッグプレーは、本番で再現の可能性も考えられる。「ジャパンでもしっかりと(捕手の)サインを見ながら動きたい」。1球ごとに守備意識を変える優れた野球頭脳は、世界でも通用する武器になるはずだ。
遊撃から二塁へのコンバートを決断した岡田監督も「もう全然心配してない」と合格点を与えた。侍ジャパンでは二遊間両方で起用される予定だが、今キャンプは二塁守備に専念。その成果を発揮し、指揮官も安心した様子だった。
打っては左前打2本と四球出塁で3得点。紅白戦を含む実戦3試合で9打数3安打、打率3割3分3厘と万全の状態で侍ジャパン強化合宿が行われる宮崎に乗り込む。「世界一を取って帰ってくるので応援よろしくお願いします!」。この日の練習前には湯浅とともに決意表明。世界一の男になって虎に帰ってくる。【中野椋】



