侍ジャパンのヤクルト村上宗隆内野手(23)が15日、沖縄・糸満で行われたロッテとの練習試合で同代表の佐々木朗希投手(21)と直接対決し、160キロ直球に空振り三振した。それでも2打席目には今季の実戦初安打、初打点を記録。今日16日に合流する侍ジャパン強化合宿に向け、着実に調子を上げてきた。

2人だけの世界に、約4000人の観衆は静まりかえった。2回先頭。初球は外角直球を見送りボール。2、3球はフォークでカウント1-2と追い込まれた4球目。160キロの内角直球を思い切り仕留めにいったが、バットは空を切った。「もう仕上がっているなと思った」。佐々木朗の球筋を見て率直に感じた。

村上にとっては2度目の実戦。「まだちょっと自分のスイングができなかった。WBCやシーズンに向けてやっていければ」と着実に調整段階を踏んでいく構えを示しつつも、きっちり結果も残す。4回1死二塁、1-1からロッテ二木のフォークを右前に打ち返して走者を生還させた。「うん、1本出たということは良かったと思います」と素直に言った。

侍ジャパンの中で村上、佐々木朗は投打の若頭的存在で、ともに20代前半。「チーム全員が一丸となるためには若いところから、年上の方まで一丸となって戦わないといけないと思う。そういう意味で(ともに)若いですけど引っ張って行けたらと思っています」。侍ジャパン合宿前の“1打席対決”を終えた令和の怪物と、世界一への共闘を誓った。【三須一紀】

【練習試合詳細】佐々木朗希が村上宗隆を160キロ空振り三振斬り ロッテが6-4でヤクルト破