16日の沖縄・宜野座キャンプで行われた実戦形式練習で開幕投手候補筆頭の青柳が、今季初めて打者相手に投げた。高山らを相手に打者6人をヒット性ゼロに抑えた。ドラ1新人森下とは2度対戦し、四球と大きな左飛。最速は143キロ、ツーシームなども投じた。2四球は反省しつつ「高山に投げたシンカーとか、あんだけ前に出て打ってくれたりとか、打者の反応が見られたのでよかったかなと思います」と手応え。近日中に見込まれる実戦登板で精度を上げていく。

来日2年目のK・ケラーが実戦形式練習で初の打撃投手を務め、打者7人に対して安打性3本、2四球と課題を残した。最速は153キロを計測したが、高山に中前打2本、森下には右中間への痛烈な当たりを浴びた。勝ちパターン入りが期待される助っ人右腕は「ご覧の通り、あんまりストライクは入らなかったけど、球の感覚とかは決して悪くなかった。結果ができなかったので、次はいい投球ができれば」と巻き返しを期した。

左腕伊藤将も手応え十分の今季初登板になった。実戦形式で新人森下ら打者8人に変化球も交えて21球。最速144キロ、安打性の打球は3本だった。「ストレートも強い球もいってましたし、いろいろ試せたんでよかったです」。23日の中日戦(北谷)で対外試合初登板が見込まれる。「どんどん実戦で投げて、いろいろ球種を組み立てながらできたら」。シーズンを見据えて調整を進める。