楽天ドラフト1位の荘司康誠投手(22=立大)が、先発ローテーション入りへ1歩前進した。

DeNA戦に先発して、4回2/3を2安打無失点。対外試合3試合目で最長の投球回となった。「回を重ねていくことで修正できた部分もありましたし、逆にできなくなったこともあった。気づくこともありました」と前を向いた。

石井監督からは「ローテーションに入るか入らないかの判断をします」と“テスト”を予告されていた。前回登板の2月26日ヤクルト戦では、2回5失点と乱調。「バッターに向かって投げていく姿勢は前回なかった。対バッターへの意識を変えて臨んだ」。失敗から学び、好投につなげた。田中将、則本、岸ら実績ある投手たちに割って入れるような若手のアピールがなかなかなかった中で、この日は成長を見せた。

修正点はたくさんある。5四死球と制球を乱し、毎回走者を出した。「僕のピッチングはそういうことが多いですけど、それをできるだけ少なくして、いいピッチングができるように練習したい」と前を向く。高い素質を評価されてのドラフト1位指名。開幕ローテーション入りも視野に入るが、見据えるのは、チームを引っ張る将来のエース。指揮官からも「成功体験や失敗体験をしながら、成長させていきたい」と期待を寄せられている。トライアンドエラーを繰り返す毎日。荘司は「自分の実力がどれだけ通用するのかというところを試してやっていきたい」。自分を試し、考え続けながら、開幕へ向けて突き進んでいく。

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