東芝が2年連続12度目の優勝を果たした。2時間53分の準決勝をタイブレークで制し、わずか30分後に試合開始した決勝も主将の柴原健介捕手(31=日大)が、平馬淳監督(47)の期待に応え、逆転3ランで試合を決めた。今秋のドラフト候補・粂直輝投手(23=帝京大)は先発し4回を4安打1失点に抑えた。

○…東芝の主将がプレーで見せた。1点を追う4回2死二、三塁。「7番捕手」で出場した柴原は「完璧なあたりだった」とチェンジアップを捉え、打球は左翼へ決勝の逆転3ランとなった。履正社時代は侍ジャパン入りもしているヤクルト山田とともにプレー。「いちファンとして見ています。優勝できるように頑張ってほしいです」と、世界の舞台で戦う1学年下の後輩へエールを送った。