プロ3年目山下舜平大投手(20)が3回2/3 1安打無失点、5奪三振と好投した。

初回、先頭オコエに左前打を許したが、その後はテンポよくアウトを重ねる危なげない投球。2回坂本、3回小林の打席で自己最多タイとなる158キロを計測した。50球を超えた4回途中でマウンドを降りた。

前回登板した4日阪神戦(甲子園)では最速158キロの剛速球を連発。わずか7球の1イニング完全投球で、対戦相手の岡田監督も「ビックリしたわ。久しぶりに速い球見た」と目を丸くしたほどだ。

山下は1軍登板の経験はなく昨季は腰の成長痛などで2軍でも登板は8試合。オフに両足首の手術を受け、今キャンプではシート打撃に投げただけだった。

この日は他球団でも楽天田中将、ロッテ小島ら開幕投手に内定している投手らが登板。果たしてオリックスの開幕投手は…。

○…新外国人のジェイコブ・ニックス投手(27=パドレス傘下)が3年半ぶりの実戦マウンドで2回無安打無失点と快投した。5回から3番手で登板。最速155キロを計測し、吉川、坂本、松田と中軸を3者凡退で抑えた。右肘のトミージョン手術や右肩の故障などで、19年を最後に実戦登板なし。3連覇の秘密兵器として期待される右腕は「本当に試合で投げ切れたことが一番。試合で投げるのは1252日ぶりだから」と興奮気味だった。

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