開幕2戦目の4月1日DeNA戦(京セラドーム大阪)の先発が濃厚な阪神伊藤将司投手(26)にアクシデントが発生した。10日の試合前練習で、遠投時に違和感を発症。先発予定だった11日の日本ハム戦(甲子園)を回避し、桐敷が代役を務めることが決まった。

岡田監督は10日の試合後、「明日(先発が)桐敷なんよ」と説明。「伊藤(将)があんまりなんか、ちょっと肩が良くないってな。そんな、たいしたことはないと思うけど、1回(登板を)飛ばす」と明かした。

伊藤将は前日9日の練習で甲子園球場のマウンドを使って投球練習。感覚を入念にチェックしていた。この日の練習後にも取材にも応じ「実際に投げるのはあそこなので、雰囲気も確認しながら投げていました」と説明。WBC中国戦で好投した同僚の湯浅についても「見ました。連続三振取ったりして、今年も期待できるなと思いました」と笑顔で話していた。

プロ入りから2年連続ローテーションを守り、一昨年10勝、昨年9勝と安定した成績を残してきた。まだ開幕まで3週間あり、指揮官は「そんな無理さす必要ないからな」と軽傷を強調した。だが状態次第では左腕エースの開幕に黄信号がともり、岡田構想が大きく狂ってローテ再編も余儀なくされる。影響がないことを祈るばかりだ。【石橋隆雄】

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