広島はヤクルトに敗れたものの、新人5選手が本拠地マツダスタジアムデビューを果たした。

開幕ローテ候補の森は制球がばらつき、3回まで3安打5四死球。なんとか1失点にまとめた。新人選手では育成ドラフト2位・中村貴浩外野手(22=九産大)が左前打をマーク。前日11日から1軍に合流していた林は2本の二塁打を記録した。新井貴浩監督(46)の一問一答は以下の通り。

 

-先発森投手は制球に苦しんだ

新井監督 本人も納得していないと思うし、緊張していたように見えた。状態的にも良くなかった中で粘って投げていた感じかな。

-内容的には物足りない

新井監督 そのあたりはまだ決まっていないので。競争と言っているので、また次回の登板の内容を見てみたい。

-中継ぎ陣も四球が目立った

新井監督 四球は失点につながりやすいですから、各自修正ポイントがあると思うので、次の登板はどうなのか見たい。

-2軍から呼んだ林は2本の二塁打

新井監督 いいですね。ファームの方では「ずっと状態はいいです」と報告を受けていたので、晃汰はいいものを見せてくれた。

-2軍にいた新人を4選手起用した

新井監督 チャンスがあれば何とか使いたかったというか、お客さんが入って応援してもらつている中で1軍の試合に出てほしかった。それでみんながここでプレーするんだと思ってもらえたら最高だね。

-初打席の新人野手はみんな振れていた

新井監督 しっかり振れている。中村貴浩、2打席目の遊直もしっかり捉えているし、1打席目も外のボールに初球からひと振りで仕留めてね。中村に関してはファームのほうでも、ずっといいですよと聞いていたので。晃汰にせよ、中村にせよ、彼らがいいものを見せてくれた。中村は(貴浩という)名前がいいよね。スター性を感じるよね。

-中村選手を含め、今後も1軍で起用する可能性は

新井監督 出てくるだろうね。中村はキャンプの第1クールからいいスイングをしていると高監督も言っていたし、打撃コーチからもいいスイングをしていると聞いていたので、楽しみだよね。まずは支配下になってからの話になると思うけど、すごいいいものを見せてくれた。

-試合前練習では、坂倉が一塁練習

新井監督 それはもうサクにはずっと前から伝えている。もちろん捕手一本で勝負するんだけど。三塁というのはないよ。ただ、試合中に、一塁というのはあるよ、と。いろんなケースを想定しながらになってくる。

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